「命の現場に携われること」が、
一番のやりがいです

私は都内の大学を出て看護師になりましたが、もともと埼玉県出身ですので、県内での就職を希望し、当院に入職しました。三次救急を学びたいと考えていましたので、現在のCCUでの勤務は、私の希望通りです。私は子供のころから看護師になりたいと漠然と考えており、看護学部へ進みました。大学生のとき、人が倒れている現場に遭遇し、何もできない自分に気付き、もっと勉強したい！救急医療を学びたい！と思ったのです。

CCUは、「循環器疾患の急変対応をするところ」というイメージがありました。でも実際にCCUで働いていると、循環器だけではなく、ほかの分野の疾患も併存している方が、とても多いことに気付きました。CCUではあるけれど、合併症のことや基礎疾患のことなど、毎日たくさんのことを学んでいます。
CCUの先輩方は、本当にすごい人たちです。普段は和気あいあいと仕事をしていますが、いざ急変になると、テキパキととてもスムーズな対応をされます。まさに、急変時はプロの顔です。私はその中にいても、まだまだわからないことだらけではありますが、少しずつ自分でも判断ができるようになってきました。入職したてのころに比べると、「ずいぶん、できるようになってきているよ」と先輩方からも声をかけていただけることが、今はとても嬉しいです。
1年目ですから、私にもプリセプターの先輩がついてくださっています。病院全体でみてもとても優しい先輩です。先輩は、私の話も親身に聞いてくださるし、1人で動いていてもよく見ていてくださるし、一緒に仕事をしていても常に気にかけてくれます。先輩がいない時に私がミスをしても、あとからしっかり助言をくださるので、とても安心です。

今の私のやりがいは、「命の現場に携われること」でしょうか。あと少し適切な処置が遅かったら亡くなってしまうような患者様でも、治療や私たち看護師のケアによって元気になって行く姿が、心に響きます。「生きていてくれて良かった」と思うシーンが、今までにも何度かありました。
当院は高度救急医療を提供する病院ですから、CCUだけではなく、救急医療、救急看護を学ぶ部署はほかにもあります。いずれはそうしたところで幅広い疾患、患者様の病態を学びながら、看護を深めていきたいと思います。今は仕事がとても楽しいです。CCUの先輩は優しく見守ってくださるし、いろいろと自分に足りないところを気づかせてくださいます。安心して、楽しく成長していく自分を見ていることができます。先輩方に感謝です。