先輩メッセージ 循環器科、心臓外科

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循環器科、心臓外科(8階西病棟)

interview 04
MESSAGE

新卒採用
New grad

学ぶべきことはたくさん、
得ることもたくさん

新人で当院に就職して、5年目になります。学生のころから循環器科での看護を学びたいと考えており、就職して4年目に念願かなって今の病棟へ異動してきました。人が生きていく上ではどの臓器も大切なのですが、循環器は生命を司る臓器です。病態生理を学ぶにつれて、なぜこの疾患になったのか、どのような治療をすれば体はどう変わるのかという経過などを、深く学びたいと思いました。
医療は日々進歩していますし、私自身も毎日さまざまなことを学んでいますが、看護は教科書通りではありません。高齢の患者様も多いですし、現在治療中の疾患は循環器がメインだとしても、患者様の全体像をみると、たくさんの既往をもつ方もいらっしゃいます。現在の病棟で勤務する中でも、循環器以外のことをたくさん学ぶことができます。

たとえば、私は現在「心臓リハビリテーション療法士」の先輩と一緒に、「外来での心臓リハビリテーション」にも参加させていただいています。心臓リハビリテーションは、多職種との連携が必要ですし、退院後も日常生活の援助などフォローしていくことがたくさんあります。「薬も大事だけど、運動で再発や増悪を予防する」という考え方は本当にその通りだと思いますし、減塩などの食事療法や、患者様ご自身がセルフモニタリングしながら運動を続けていくことなど、患者様の日常生活を考慮しながら、さまざまな援助をしていきます。患者様が主体となって、循環器疾患を発症する前の生活に戻っていただくためにも、一度退院された患者様に通院していただきながら、フォローしていくことが必要なのです。患者様に正しい知識をもっていただくためには、私自身が正しいことを知っていなくてはいけません。循環器疾患だけではなく、運動のこと、栄養や食事のことなど、本当にたくさんのことを学ぶ機会をいただいています。

今のところは循環器病棟でたくさんの学びを得ていますが、5年後、10年後の自分がどうなっているのかは、まだ想像できません。循環器だけではなく、脳疾患領域や整形外科領域など、まだ自分が分かっていないこともたくさんあると思います。幸いなことに、当院にはまだまだ学ぶべき領域と、多くのことを学べる環境がたくさんあります。色々な診療科での看護を学びながら、いずれは自分に合った道を探してみたいです。